電子ブックのネットワーク共有

1998/10/10初出


■電子ブックとは?

電子ブックは、一部のPerformaにも付属していたことがあるが、単純に書けば8cmCD-ROMの一種である。ほとんどは辞書として取り扱われるため、従来から辞書用として数多くの検索ソフトがリリースされてきた。
このCD-ROMをイメージファイル化して、CD-ROMを入れなくても利用できるようにする試みはしばしば行われている。今回は、これをAppleShareIP5.0でネットワーク共有して、LAN上で役に立てようという試みをしてみる。

■サーバー側の設定

今回試用するのは、Performaシリーズに標準搭載されていた三省堂のパフォーマ辞典で、現代国語辞典とニューセンチュリー英和辞典、ビジネスコンサイス英和辞典、新クラウン和英辞典がパッケージ化されたものである。
取りあえず、サーバー上での共有設定を行う。サーバーマシンのCD-ROMドライブに、共有するための電子ブックのCD-ROMを入れて、マウントしておく。いつものとおり、Web&File adminを起動して、サーバーメニューからディスク&共有ポイントの表示を選択する。ドライブに電子ブックがマウントされていれば、それが表示されているはずである。このドライブをダブルクリックするか、サーバーメニューからアクセス権を選択する。その時に表示されるのが、以下のウィンドウである。

共有ポイントに設定して、利用者&グループを指定(ここではグループ)する。アクセス権としては、それぞれに読み込み専用としておく(あたりまえか)。ここまで設定したら、ウィンドウを一回閉じて、開き直すことにする。そうすると、内包しているフォルダに同じアクセス権を設定するかというボタンがクリックできるようになるので、これをクリックしておくと、ドライブ全体にアクセスできるようになる。ここまでで、サーバー側の設定は終了である。

■クライアント

まず、クライアント側での設定はセレクタでサーバーを選択してから、CD-ROMボリュームをマウントすることが最初である。クライアントアプリケーションとしてはいくつかあるが、CeDarはボリュームがマウントされていればその認識に時間がかかることがあるが、そのまま正常に動作することを確認している。さらに、同じ辞書を指定しての検索でも、複数のマシンから同時に行うことが出来る。それ以外のアプリケーションでは、ボリュームを認識しなかったり、検索時のエラーになったりすることがある。
あとは、それぞれのアプリケーションの使用方法にしたがって、検索のキーワードを入力して、検索をするだけである。もちろん、サーバー側では、単なる読み出し専用のボリュームとして扱われるため、ネットワークに接続された複数のクライアントからの要求にも答えることができ、マルチユーザー環境における辞書アクセスが可能になる。


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